私の海外デビューは比較的遅く30代でした。

20代の頃からバーテンダーとして海外のバーを見ておきたいという気持ちが強く、仕事などの時間の制約からなかなか旅立つことができないと自分言いきかせていました。

しかし、そのことは今では単なる言い訳にすぎなかったのだと思っています。

一度行って変わりました。

もちろん、素晴らしいバーテンダーと知り合えたということもあったのですが……
彼は忙しいにもかかわらずいろいろと技術的なことを見せてくれたり、話してくれました。自分のバーテンダーとしての考え方も教えてくれました。

もっと早く行けば……

という考えは不思議と浮かびませんでした。

そのときの自分だからこそ、理解できたこともあったのだと思います。

悔しかったのは自身の英語力のなさです。

彼が精いっぱい伝えてくれたことを完全に受け止めることができなかったからです。

 

日本へ戻ってから英語の勉強をはじめました。

いろいろと本を買いあさっては独学で勉強してみました。

しかし、地方ではなかなか英語を話す機会も少なく、なかなか自分の英語力を評価できません。

市がボランティアで運営している英会話教室も入会してみましたが、私が求めているものとは違いました。

 

二度目の海外に行くチャンスがあり、よろこんで参加しました。

初めての国でカウンターに座ると緊張します。

スタッフの子にウォーターを頼んだら、バーガーが出てきたなんて笑い話もありました。

しばらく飲んでいるとアルコールで緊張もほぐれてきたのか、片言の英語で会話ができるようになってきました。

すると隣り白人女性も話しかけてきます。

簡単な会話ですが、間にバーテンダーが入ってくれてところどころフォローしてくれます。

ここでやきもきもしました。

自分が伝えたいことの単語がわからなかったからです。

 

帰国後、今度は語彙を増やすために単語を勉強します。

このころになると海外のバー情報なども英語で読めるようになってきました。

三度目の海外にトライしよう、と自分で決めました。

ここで気がついたのですが、国内のバーイベントに参加するにあたって一泊や二泊するのなら、近隣の海外にも行けるじゃないか、と。

さっそく準備します。

たまたま駅で見つけた激安のパック旅行です。

一人で行く海外のバーホッピングは楽しいものでした。

あいかわらずの片言でしたが、様々なことが勉強になります。

このときにバーの会話で気づきがありました。

私たちが日ごろ仕事で使うフレーズと似たようなもので、ある程度似通ったセリフが多いのです。

当然と言えば当然でした。

ちょうどよい本を見つけたので勉強しました。

 

四度目の海外で初めて気がついたことがあります。

最初の海外でお世話になったバーテンダーに言われたセリフです。

「バーは楽しむところだ」

と、不思議と肩の荷が降りたような気がしました。

そこからは日本と同じように楽しむことができるようになりました。

年齢も性別も国籍さえも関係ありません。

また、いずれ最初の海外で出合った彼にお礼を言おうかと思います。

 

 

長々と独白してしまいましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

今のところ週末海外な身ですが、はやく彼の店に行きたいと思います。

ふと、彼のことを思い出したので書き留めておこうかと思った次第です。

 

参考までに私が役に立ったと思う本を上げておきますので、何かのお役に立てば幸いです。

文法

単語

フレーズ