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岡山県の最北端、真庭市は蒜山高原。

こちらのワイナリーは全国でも希少なヤマブドウを使用したワインを中心にジュースやグラッパ、お酢まで製品化している特異な醸造所です。

蒜山高原は鳥取県との県境、豊かな自然の広がる広大な高原リゾートです。

ひるぜんジャージーランドではジャージーヨーグルトやアイスクリーム、チーズフォンデュにジャージー牛のステーキなどのグルメから、乳搾りのような体験型の観光施設も用意されております。

また、ジョイフルパークというアミューズメント施設、温泉、バーベキュー設備など大人から子どもまで楽しめる緑豊かな観光エリアです。

そのような高原リゾートの中にひるぜんワイナリーはあります。

さっそくワイナリーへご案内したいところですが、その前にヤマブドウについてのお話しを少々……

 

 

ヤマブドウって何?

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ヤマブドウの写真です。ひるぜんワイナリーにて撮影させていただきました。

 

日本人なら意外と親しみのある方も多いと思います、ヤマブドウ。

これは、ワインの醸造用に使われるブドウ「ヴィティス・ヴィニフェラ種」とは異なり「ヴィティス・コワネティアエ種」と呼ばれているものです。

原産は東アジア。北海道から本州、四国まで自生しており、サハリン島や韓国などでも見られる、寒さにとても強い品種です。

温暖な気候では実が小さくなりやすく、反対に種は大きいので得られる果汁は少量です。また、酸味がとても強いというのも特徴になります。

生食もできますが、近年ではワインやジュース、ジャムなどに利用されるのが一般的です。

よく「ヴィティス・アムレンシス」と間違えられることも多いですが、こちらの和名はチョウセン・ヤマブドウあるいはマンシュウ・ヤマブドウといいます。どちらも東アジアに自生している品種なので間違えられやすいでしょうね。

ヤマブドウの蔓は籠細工などでも使用されますので、こちらのほうがご覧になられたことが多いかと思います。

この品種を扱っているワイナリーは日本でも希少で、さらにひるぜんワイナリーでは多数の商品を生産されていると聞き、さっそく見学してまいりました。

 

 

高原のワイナリー

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醸造施設にカフェやショップが併設されており、広々とした店内です。

カフェではガレットやランチボックスなどをいただくとこができ、ちょうどお昼時だったので家族連れが何組か食事をされていました。

見学は無料で、ガラス越しのスペースから行うことができます。

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まずは発酵タンクや圧搾機。中は思ったより広々としており動きやすそうでした。

機材の配置が見学者にもよくわかるようになっており、常に見られながら仕事を行うというのは大変そうです。

案内していただいたスタッフの方にあれこれと質問をしながら、きょろきょろとあたりを拝見します。

隣の部屋には瓶詰用の機材。

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動線が目に浮かぶようです。

本格的にヤマブドウの栽培から専門機関にて成分分析、独自製法の特許まで取得されているそうです。

なかでもおもしろいのがこちら

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グラッパの蒸留機です。

ドイツ製の機材だそうで、圧巻です。

ワイナリーに蒸留機があると印象が変わりますね。

ひるぜんワイナリーのおもしろいところはヤマブドウのワインやジュースだけでなく、グラッパまで製造されているところだと思います。

さっそく試飲をしたいところですが、いろいろとレクチャーをお願いします。国産グラッパも数少ないので、ここはグッと我慢のしどころです。

そういえば熟成用の樽が見当たらなかったのでどこにあるのかを訪ねましたら、始めの受付にあるとのこと。

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上記の写真にも写っておりましたが、すっかり見落としていました。お恥ずかしい。

ここでいったん戻ってきたところで、ヤマブドウワインの試飲をさせてもらいます。

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ヤマブドウのジュースからワイン、グラッパです。

同じヤマブドウから造られた製品ですが、一つずつ呑み比べていくと製法の違いなどが明確にわかります。

その他にもデザートワインやリキュールなど試飲コーナーには充実したラインナップが並びます。

併設されたカフェでゆっくりと食事を愉しんでから、ワインを呑み比べる、というのも満足度が高そうです。

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数々の賞を受賞してきたワインたち。

こういったワインも試飲リストに入っておりました。

試飲コーナーの後ろには、地元のチーズ工房の商品やジビエのおつまみなども販売されています。

ついつい手にとってしまいそうです。

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お土産コーナーにはワインやグラッパはもちろん、ノンアルコールのヤマブドウ・スパークリングなんて商品もありました。

生憎の雨模様でしたので周囲の景観は望めませんでしたが、ひるぜんワイナリー内の施設だけでも存分に楽しむことができました。

店先にはヤマブドウの木も植えられているので、お帰りの際にはぜひご覧になってくだい。

 

ヤマブドウ尽くしのひるぜんワイナリーでしたが、いろいろと充実しているのがご理解いただけたと思います。周囲にはさまざまな施設もあり、カップルからご家族まで一日中楽しめるエリアになっておりますので、休日のプランは蒜山高原で一度、立ててみてはいかがでしょうか?

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