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世界のワインを輸入する木下商事グループが設立した日本のワイナリーです。

山梨県でも甲府市と石和町の境目というブドウ栽培においても理想的な位置に存在しており、小高い南向きの斜面に建てられたシャトーのまわりには自社畑が広がっています。

実際に現地へと訪れる場合、小高い山に位置していますので自家用車やタクシーなどでアクセスされるのが最適だと思います。

営業時間は9時から16時

定休日は年末年始になります。

ワイナリー見学は無料で自由見学。受付で申請すればスタッフの方に案内していただけます。ツアーは毎日30分ごとに開催されているので気軽にシャトー訪問した折に参加することができます。

そして、予約が必須ですが実際のワイン醸造家による解説付きのツアー。こちらは一週間以上前からの予約と1,500円が必要ですが、普段入ることのできないタンク室や自社畑など2時間の充実したプランになっています。毎月第二第四の土日に開催されており、詳しくは公式サイトをご覧ください。

シャトー酒折ワイナリー | CHATEAU SAKAORI

シャトー酒折

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かつて酒折朝廷があったとも言われている、山梨県でももっとも古い地名「酒折」

古事記にも記載されており、ヤマトタケル伝説にまつわる土地だとも言われています。

1991年に完成したという山の斜面に建てられた地上三階、地下一階建てのシャトーからはこの写真のような風景を一望することができます。

そして、この1991年から「シャトー酒折」の歴史はスタートしているのです。

ワインの輸入で有名な木下商事が設立。

「毎日の食卓でお楽しみいただける、安くて美味しい国産ワイン」をモットーに世界標準の国産ワインを目指して営業が続けられております。

そして現在のシャトー酒折ではワイン以外にも梅酒も有名です。

2002年にシャトー酒折が東京都青梅市の大川酒造を統合。こちらの大川酒造では、かつて梅酒の名手と言われた大川はなさんを中心に梅酒の生産が行われており、この大川はなさんが1962年に仕込んだ幻の梅酒を合併と同時に引き継いでいます。

引き継がれた梅酒も特徴的で、大川はなさんが梅自体の効能に目をつけ、梅酒に漢方を漬け込むことにって薬用酒として新たに完成させたものになりあす。現在でもシャトー酒折では梅酒の製造は行われていますが、薬用酒としての梅酒は生産されておりません。しかし、引き継がれた梅酒が原酒としてブレンドされていたり、実際に当時の梅酒も試飲することができます。

 

 

工場見学

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山梨県道6号線・山の手通りを走っていると見えてくるカラフルな看板が目印です。

ここから急な坂を登り、ブドウ畑を通り抜けるとシャトー酒折に到着します。

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駐車場は広々としており普通車が80台。大型バスは20台停めることができます。もちろん金額は無料です。

 

さっそく中に入って受付をします。

今回は予約はなしの直接訪問になります。上記した通り、予約なしの場合は自由見学と30分おきにスタッフ方が案内してくれるツアーがあるのですが、せっかくですので、スタッフの方にお願いすることにしました。

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しばらく 、入口にあるお土産コーナーで時間をつぶします。

こちらの構造でおもしろいのが、小高い山を登って車を停めてそのままシャトーの入口へと入るのですが、そこは三階になります。

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エントランスにあるのは受付とお土産コーナーです。ここから二階の見学フロアに移り、一階にある醸造施設を見学することになります。そして地下一階のワインセラー。

入口のある三階から地下一階まで順番に下っていき、最後に三階に戻ってくる仕様になっているのです。山の急斜面ならではの独特な構造で自分が何階にいるのかがよくわからなくなってきます。

 

お土産コーナーを一通り物色し終わったころ、スタッフの方から声がかかりました。いよいよワイナリー見学のスタートです。

 

二階に降りると、まず始めに見学するのは除梗粉砕機になります。

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二階から一階をガラス越しに眺めているところです。

スタッフの方からの解説を聴きながらツアーはスタートしていきます。

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続いてこのタンク。いったい何が造られているものかと思ったら梅酒を漬け込んでいるところでした。上からよくみるとしっかりとした青梅がびっしりと敷きつめられているのがわかります。

 

そして瓶詰のライン。

 

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この日は可愛らしいひと口梅酒が詰められているところでした。

この角度からは見えませんが実際に稼働しています。

 

そこからこの場所にてワイン醸造についてのビデオ映像を視聴します。

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廊下に椅子が備えつけられていますね。ここから実際にシャトー酒折で行われているワイン造りを映像で学ぶことができます。

ちょうど真下には先ほどの瓶詰めラインが見えています。

反対側には貯蔵タンク。

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かなり大きいものです。

写真にはビデオ映像がガラス面に映り込んでしまいました。

 

このような感じで二階の工場見学は終了します。

ここからは階段で地下に潜り、ワインの熟成庫に向かいます。

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ひんやりとしながらも湿度のあるワインセラー。

独特の雰囲気があります。

瓶や樽、タンクも置かれていました。

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このタンクはセラーでちょっとした試飲ができるように設置されていたものだそうですが、現在は利用されてはいません。この雰囲気の中で味わいワインというのも、シャトー見学のよい思い出になりそうですが残念です。

しかし、ここから残りのツアーはお待ちかねの試飲の時間になります。

 

 

試飲コーナー

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地下一階のワインセラーから今度はエレベーターに乗って始めの三階へと戻ってきました。

最初のお土産コーナーの奥が試飲スペースとなります。

試飲は有料と無料と分かれており、ドライバーの方でもノンアルコールのブドウジュースがありますので試飲の気分は味わえます。

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シャトー酒折で有名な銘柄としては、樽熟成が行われたマスカットベリーAや2016年に開催された伊勢志摩サミットで提供された甲州ドライなどになります。

マスカットベリーA 樽熟成 キュヴェ イケガワ 720ml

ブドウの栽培家である池上仁氏と醸造家の井島正義氏の二人によって生み出されたワイン。

一般的なマスカットベリーAよりも三週間以上の時間をかけて完熟させたブドウは、キュヴェ・イケガワという名前のとおり、山梨県甲府市で池上氏の手によって栽培されたブドウのみが使用されているワインです。

 

甲州バレル 白 辛口

自然に絞られた果汁とプレスされた果汁をブレンドすることによって、より果実の風味を引きだされた甲州ワイン。

もうすでに売り切れてしまいましたが、伊勢志摩サミットでは日本のワイン選考委員会が設立され、1,000円代とリーズナブルであるにもかかわらず、こちらの甲州ドライが見事サミットで提供されることになりました。

 

個人的にオススメなのは上記の二つですが、これ以外にもたくさんのワインを製造しているので、現地に赴かれた方はいろいろと試飲をしてから購入すると愉しいと思います。

それと試飲コーナーについてですがワイン以外にも例の梅酒を発見しました。

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大川はなさんが1962年に仕込まれた幻の梅酒を試飲することができます。

試飲は有料で20mlが200円。

1000mlからの量り売りも行われており、左に写っている空瓶はそちらに使用されるものです。

 

OKAWA KINOSHITA No.62(大川木下62番) 720m 14度

醸造責任者、井島正義氏による秘密のレシピで造られた梅酒。

1962年に大川はなさんによって仕込まれた梅酒とフレンチブランデーで造られた梅酒をブレンド。その後、さらに後熟されています。

大川はなさんの伝説の梅酒の一端を感じることのできる銘品です。

 

 

まとめ

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シャトー酒折ワイナリー見学。なかなか充実したものとなりました。

最後に車に乗り込む前に駐車場横にあったマスカットベリーAのワイン畑をパシャリと一枚。さすがに中に入るわけにはいきませんが、結構近くで観察することができます。

 

時間の都合が合う方ですと実際の醸造家に案内してもらえるツアーがオススメですが、予約なしの見学でも充分に愉しむことができます。

シャトー酒折を見学される予定の方は、ワインだけでなく梅酒の工程にも着目して見学されると一風変わったワイナリーめぐりを行うことができると思います。

ワインの勉強や飲み方について | 流しのバーテンダー

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