新潟市の中でも沿岸のもっとも南に位置している新潟ワインコースト。

コーストと言えば沿岸地域、さらにはワインという言葉までついています。

新潟県と言えばどうしても久保田や〆張鶴のような日本酒。あるいはエチゴビールや八海山ビール、そしてサッポロビールから新潟限定のビイルが販売されているように、日本酒、あるいは少なくともビールというイメージがありますが、この角田山の麓の沿岸には5軒ものワイナリーが連なる一大地域、新潟ワインコーストがあります。

中でもカーブドッチ・ワイナリーはその創設者として有名なところです。

日本のワイナリーと言えば山梨や長野、北海道が思い浮かびますが、新潟県の上越にはマスカットベリーAなどの日本を代表するワイン用ブドウ品種を開発したとして有名な川上善兵衛氏の岩の原葡萄園などもあり歴史ある立派なワイン県です。

この新潟ワインコーストは1992年に角田山の砂地を開墾してワイナリーを設立したカーブドッチを筆頭に、2006年から始まったフェルミエや2009年のドメーヌ・ショオ、2011年にはカンティーナ・ジーオセット、近年では2015年のルサンク・ワイナリーなど5つものワイナリーがひしめき合っている新しいワインの栽培地域です。

今回はその新潟ワインコーストの創始者カーブドッチ・ワイナリーを見学させてもらうことにしました。

 

カーブドッチ見学

11時に予約していたツアーの時間に間に合うように新潟市から出発。

事前予約が必要で料金は一人あたり1,000円になります。後述しますが、スパークリングワインに赤、白ワインと解説を交えながらの試飲もセットになっています。

新潟の日本海がすぐ隣りとなる国道402号線沿いにおよそ1時間20分ほどで到着しました。生憎の模様の中、途中の沿岸沿いでは風も非常に強く、はたしてこのような土地でどのようなワインが生産されているのかと期待が高まります。

到着するとツアーの始まりであるワインショップで受付をします。

このカーブドッチには宿泊施設やレストラン、地ビールを製造している薪小屋や温泉まで完備されている一大レジャー施設です。

 

見学の始まりはショップの隣にあるブドウ畑でした。

やはり土壌としては珍しく砂地が中心。近くではメロンや野菜などの生産農家もあるということで食物の生産地としては古くからも利用されていたそうです。

もっとも気になったものと言えば新潟の雪害ですが、これは日本海に近い立地上、強風により内陸の方へ雪は飛ばされてしまうそうで以外にもこちらにはそれほど積もることがないということでした。

ここからはワイナリー内部で醸造工程を見学します。

圧搾や除梗を行う機械の説明を受けながらカーブドッチ・ワイナリーの赤ワインや白ワインの作り方について勉強していきます。

発酵工程。

タンクを間近に実際の管理方法やタンクの手入れなど詳しく教えていただきました。

すぐ隣りには充填機などもあり、この時にも作業が行われています。

 

そして、ここからがメインかもしれないワイン樽の貯蔵庫です。

カーブ(フランス語で貯蔵庫)という名前を冠しているワイナリーということもあってか、はじめに造られたのはこの貯蔵庫だそうです。

こだわりを持ってデザイナーの方に依頼し、まるで小洒落たフランスのレストランのような造りでした。

樽の輸入先もフランス製。アメリカンオークも試してみたという話でしたが、やはりここのワインにはフレンチオークが一番適任だと言うことです。

奥にはらせん状になった地下へと続く階段があり、ボトルの熟成室に入ります。

ずらりとラベルの貼られていないワインボトルが並ぶ姿は圧巻で、ワインが熟成していく様を肌で感じとることができました。

一通り見学が終わるとワインショップへと続く階段を昇っていきます。

途中、現在では使われていないアランビックを発見しましたが、今でもブランデーは生産されているらしく、別の建物で蒸留されているそうです。

お待ちかねの試飲タイム。

まずはスパークリングワインから試飲していきます。

今回はスパークリングワイン、白ワイン、赤ワインの各二種類ずつの飲み比べ。栽培の苦労を交えながらの愉しいテイスティング会です。

アルコールが飲めない方にはコーヒーが提供されていました。

単一品種としては珍しいプティ・ヴェルドがありましたのでお土産にも一つ購入していきます。

見学で出されたワイン以外にも格安で味わうことができるカウンターもあり、さっそく気になっていたブランデーを試させてもらいます。

ブドウの香りが華やかな仕上がりで、特に樽詰めされていないものがお気に入りです。

一緒に見学に参加されていた女性たちから温泉も非常によいという話を聞きましたので、今度はバカンスを兼ねて一泊しながら新潟ワインコーストの各ワイナリー巡りでも楽しんでみたいと思います。

ワインの勉強や飲み方について | 流しのバーテンダー

その他のワイナリー見学の記事

地ウイスキーも生産していた山梨のワイナリー【モンデ酒造】

山梨県のワイナリーめぐりの途中、予約なしで午前中から見学できるワイナリーとしてモンデ酒造の見学に行ってまいりま・・・

コメントなし

新潟ワインコーストを見学。カーブドッチ・ワイナリー

新潟市の中でも沿岸のもっとも南に位置している新潟ワインコースト。 コーストと言えば沿岸地域、さらにはワインとい・・・

コメントなし

にごりワイン【ヒトミワイナリー】

「にごりワイン」というものを頂く機会があったので、これは一体どういうものかと思い、にごりワインを製造されている・・・

コメントなし

出雲大社のお膝元!一日観光できる島根ワイナリー

出雲大社へ観光の途中に大きな看板が見えてきました。 島根ワイナリーです。 島根観光の中でも出雲大社とセットにな・・・

コメントなし

日本初のマスカットワイン!!岡山県ふなおワイナリー

マスカットでワイン? 普段、もっとも食卓に並ぶことの多いブドウの一つ、マスカット。それでワインとは一体……? ・・・

コメントなし