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今回はウイスキーの飲み方についてです。

せっかく購入したウイスキーやバーでウイスキーを注文するときに飲み方で困ったことはないでしょうか?

私の経験上一番多いのがロック、あるいはストレートを注文される方。銘柄を指定されない方ではハイボールなどが一般的です。中にはニートやソーダにフロートで注文されるこだわりのある方もおり、その飲み方は千差万別です。同じ飲み方でも様々な呼び名もあり混乱されてしまうお客さまもいます。

そこでウイスキーの飲み方についてグラスからその呼び方、作り方までを紹介していこうと思います。

 

 

ショットグラスorテイスティンググラス

ストレート

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その名の通り、グラスにウイスキーをそのまま注ぐ飲み方です。基本は30mlのシングル分量を注いでチェイサーと共にゆっくりと愉しみます。

海外ではストレートアップやニートとも呼ばれる飲み方になります。

ウイスキー本来の味わいを愉しむことができ、グラスの種類によって香りの立ち方も変わります。スコッチやジャパニーズウイスキーでは、テイスティンググラスで提供するのが一般的でバーボンにはショットグラスを使用します。ただ絶対にこのグラスではいけないというルールはないので、好みに合わせて臨機応変に飲んでみましょう。

グラスの呼び方

テイスティンググラススニフターグラスブレンダーズグラスモルトグラス

ショットグラスストレートグラス

 

 

トゥワイスアップ

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テイスティンググラスにウイスキー30mlと同量の水を入れる飲み方になります。

ポイントは常温の水を使用すること。常温のウイスキーに対して冷たい水を注いでしまうと温度差によってうまく混ざらなくなり、また香りも惹き立たなくなってしまします。

ウイスキーのブレンダーがテイスティングの際に使う飲み方とも言われており、アルコール度数の高いウイスキーを和らげて香りを惹きだす効果があります。

 

参考記事 
テキーラやバーボンに最適なユニークなショットグラスたち11選 | 流しのバーテンダー

【必見!】ウイスキーのテイスティンググラス7選!選び方と簡単な解説 | 流しのバーテンダー

ロックグラス

オン・ザ・ロックス

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ロックグラスに氷を入れ、ウイスキーを注ぎます。そしてマドラーやバースプーンなどで軽くかき混ぜることによって氷の角がとれマイルドな味わいになります。

一般的には単純にロックと呼ばれることが多いと思います。

こだわりのある方は一つの丸い氷や岩(ロック)に見たてた大きな塊の氷、美しくカットを施した氷を使用することもあります。一つの大きな氷を使うことによって液体に触れる表面積を減らすことができ、溶け具合を調節することでより長い時間ウイスキーの味わいの変化を愉しむことができます。

グラスの呼び方

ロックグラスオールド・ファッションド・グラス

応用編

カクテルの中に「オールド・ファッションド」というものがあります。

これはロックグラスに角砂糖、ビターズ、ウイスキーを注いで氷を足し、レモンやオレンジなどのフルーツとマラスキーノチェリー、そしてマドラーを添えて提供するカクテルになります。

マドラーでフルーツや角砂糖を潰しながら飲むことによって、グラスの中で好みの味わいを求めながら楽しむことができるカクテルです。

家庭でも簡単に作ることができますので、ウイスキーに変化を持たせたいときにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

ハーフロック

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オン・ザ・ロックスの変化形になります。ロックグラスに氷、ウイスキーを注ぎ、同量の水を加えて軽くステアしてウイスキーと水を馴染ませます。

しっかり混ぜることが大事ですが、あまり手間をかけすぎるとウイスキーに対して水の比率が高くなってしまい、香りが損なわれてしまうので注意が必要です。考え方をしてはオン・ザ・ロックスとトゥワイスアップのちょうど真ん中の飲み方ともいえるでしょう。

あまりお酒が強くはなく、それでもウイスキーを味わいたい方に最適です。

 

 

ミスト

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夏場などに人気のある飲み方がこのミストです。単純に「クラッシュアイスで」という頼み方をされる方もみえます。

ロックグラスにクラッシュドアイスをつめウイスキーを注ぎます。そしてグラスの外側にミスト(霧)のような霜が付くくらいバースプーンで冷やすことによってひんやりとした飲み口を愉しむことができます。出来上がりの最後にクラッシュドアイスをのせると見栄えもよくなります。

あまり高級なウイスキーを使用するよりも、ブレンデッドウイスキーや比較的安価なバーボンを使う方が飲み口もよくなり、さらっと飲み易くなります。

応用編

ケンタッキーダービーで提供されるカクテルに「ミントジュレップ」というものがあります。

ロックグラスあるいはタンブラーにミントの葉を入れて砂糖とバーボンウイスキーを注ぎます。ペストルでミントの葉を潰しながら砂糖を混ぜていき香りを惹き立たせます。そこへクラッシュドアイスと水orソーダを注ぎ軽くステアしたら完成です。

モヒートのウイスキー版といった具合で飲み易く爽やかなカクテルなので、真夏の暑い日にはもってこいのカクテルです。

 

参考記事
ギフトや一人呑みでこだわりたい男のロックグラス14選 | 流しのバーテンダー

タンブラー

水割り

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タンブラーやコリンズグラスなどに氷、ウイスキーを詰めてバースプーンでウイスキーが冷えるまでステアします。そこへ水を注ぎグラス内部のウイスキーと水が均等に混ざるくらいまでかき混ぜたら完成です。

水の分量はウイスキーの2~3倍まで。あまりにも水の量が多くなりすぎるとウイスキーの水割りではなく、ウイスキー風味の水に仕上がってしまうので注意が必要です。

グラスの呼び方

タンブラー

タンブラーというのは脚のついていないグラスの総称で、容量によって呼び方が変わったりもします。10ozのタンブラーなら10タン、8ozのタンブラーなら8タンといった具合です。

コリンズグラスゾンビーグラストールグラスロンググラス

 

お湯割り

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耐熱グラスにウイスキーを注ぎ込み、お湯で満たします。お湯の量はウイスキーの1~3倍。好みで調整します。熱すぎると飲むことができませんし、あまり温度が高くなくてもグラスに注いだ時に温度が下がってしまうので、ぬるいお湯割りになってしまいます。

他にもホットウイスキーと呼ばれることもあります。

応用編

ホットウイスキー・トディ

耐熱グラスに砂糖を入れ少量のお湯で溶かします。そこにウイスキー、お湯を注ぎ、レモンやオレンジスライスと共にクローブを入れ、シナモンスティックを添えたら出来上がりです。

お湯割りでは少しもの足りないという方でもこの飲み方は気に入られることが多く、寒い時期にはよく注文されます。ポイントは甘味を少し加えることによって味わいに厚みがますところです。

柑橘類やスパイスは好みに合わせて好きなものを使用するとバリエーションが広がる楽しい飲み方です。

この他にもコーヒーを使用したアイリッシュコーヒーというカクテルも人気が高いのでぜひ試してみてください。

 

 

ハイボール

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タンブラーに氷を詰めウイスキーを注ぎ、ソーダで満たし軽くステアします。炭酸が飛ばないように注ぎいれるのと手早く混ぜるのが美味しいハイボールを作るコツになります。

ハイボールブームによって注文されることが多くなってきた飲み方です。安価なブレンデッドウイスキーでも美味しく愉しむことができるので非常に人気があります。ウイスキーの風味を和らげたい時にはレモンの皮で香り付けすると効果的です。

ソーダ以外でもコーラやトニックウォーターを使用しても美味しく仕上がりますが、通常ハイボールと言われたらウイスキー&ソーダのことを示すので確認しましょう。

応用編

ストレートハイボール(氷なし)

よく冷えたタンブラーに冷凍庫で冷やしたウイスキーを注ぎます。そこへよく冷やしたソーダを満たし、軽くレモンピールを振りかけて完成です。

私が作る際にはウィルキンソンの瓶のソーダを一本(190ml)使用しますので、ウイスキーは60ml注ぎます。材料を冷凍庫と冷蔵庫に保存しておけば家庭でも手軽に本格的なハイボールを愉しむことができるのでオススメです。

 

 

フロート

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タンブラーに氷を入れ、水またはソーダで満たします。そこにバースプーンの背を使いウイスキーを静かに注ぎ込むことによって液体の上にウイスキーを浮かばせて味わいます。

飲み始めはウイスキーのストレートのようですが、同時に水やソーダが入ってくるためやわらいだ口当たりになります。飲むたびに味わいも変化し、また途中で混ぜてしまってもよいのであまりアルコール度数に強くない方でもウイスキーそのままの味に挑戦しやすい飲み方になります。

 

参考記事
自宅でのハイボールや水割りにオススメのウイスキーグラス5選 | 流しのバーテンダー

まとめ

今回はウイスキーの飲み方ということでカクテルは簡単なものしか紹介しませんでした。

「ウイスキーはストレート」という飲み方もよいですが、たまにはいろいろな飲み方にチャレンジしてみることでウイスキーの世界の奥深さが感じとれます。特に自宅用に購入したウイスキーが飲みにくいと感じたら、こういった飲み方に挑戦するチャンスだと思います。ぜひ一度お試しください。

ウイスキーを学ぶ | 流しのバーテンダー

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