岐阜県養老郡にある玉泉堂酒造が生産している地ウイスキーです。
1806年創業の老舗酒蔵になります。200年以上に渡って代々同じ一族で運営されており、日本酒では美濃菊や醴泉、伊吹山で採取された野草を使用した養老酒や山芋焼酎なども生産しています。
ウイスキーはかつての地ウイスキーブームの頃の規格にのっとったブレンデッドウイスキーになります。
高度経済成長ではサントリーを中心として全国でも地ウイスキーの生産が盛んに行われており、玉泉堂酒造が造るこちらもウイスキーもそのうちの一つだということができます。その後、地ウイスキーブームは下火になり、細々と生産されていたのが現在の新しいウイスキーブームにて脚光を浴びるようになってきました。
使用されている原材料はモルトとグレーン。アルコール度数は37°になります。
ウイスキーの構成としては、玉泉堂酒造で蒸留されたモルトウイスキーにスコットランドから取り寄せた8年もののモルトウイスキーをヴァッティング。オーク樽にて10年ほど熟成させた原酒はトウモロコシで造られたグレーンウイスキーとブレンドされ、ホーロータンクによってさらに6年間貯蔵されています。
瓶詰前の段階では冷却ろ過も行われており、仕込み水や加水調整用の水には養老の滝で有名な養老山系の伏流水が使用されています。
一升瓶にて販売されているということも地ウイスキーとして特色があります。
価格もリーズナブルで比較的手に入りやすい地ウイスキーなので、見かけられた際には気軽にお試しされてもよろしいかと思います。