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やってきました、仙台はニッカウヰスキー宮城峡蒸留所。

仙台市と言ってもJR仙台駅から電車で4、50分。仙山線にゆられながら作並駅までのんびりと列車の旅です。

NHKドラマ「マッサン」で一躍、ウイスキーラバー以外にも有名になったニッカウヰスキー創始者「竹鶴正孝」氏が築きあげた第二蒸留所。

山深い宮城県と山形県の県境。広瀬川と新川(ニッカワ)という運命的な名前の川との合流地点。偶然と理想が生み出した渓谷のウイスキー。

なんだかロマンを感じますね~。

 

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緑豊かな作並駅。さっそくタクシーを拾おうと、待てど探せど姿は見えず。

駅の係りの方に確認ところ、蒸留所むきの市営バスが出ているということなのでそれでむかうことにしました。

駅周辺を散策してみてもコンビニすら姿もなく、唯一あるのは自販機と和菓子屋さんが一軒だけ。圧倒的な自然です。

 

バスと言っても一駅分だけだったようで、あっという間に宮城峡蒸留所前に到着。

これくらいなら歩いてもよかったかな?

とも思いましたが、実際に歩くと30分はかかるとのこと。

恐るべし……宮城峡!!

 

バス停からは広瀬川に架かるニッカ橋を渡ると……

ほら、すぐそこに!宮城峡蒸留所の入口が見えてきました。

さて、受付はどこかな?

と、考えるよりもはやく、見渡すかぎり木木木の大群。そこから10分ほど森林浴は続きました。

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蒸留所を横目に見ながら、やっとのことで本物のゲートに到着!!

これで一安心です。

 

いよいよ見えてきた景色は

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赤レンガと緑が調和したなんとも美しい蒸留所でした。

電線一つない景観を指示した竹鶴正孝氏はやはりただものではないです。

見学する前から日本の自然の雄大さを感じさせられました。

 

日本的なウイスキー蒸留所

待合所にて受付を行いしばし時間をつぶします。

待合所の中にはパネルや映像、パンフレットなどで宮城峡蒸留所の概要などがわかるようになっており、またロッカーや障碍者用の設備も整っている自然だけではなく人間にもやさしいつくりをしていました。

 

そろそろ時間になりました。

ツアーの開始です。

ガイドのお姉さんに引き連れられていよいよ出発。

待合所の目の前、こちらの特徴的な建物がキルン塔です。いわゆる麦芽を精製する際に乾燥させるところです。

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残念ながら今は使われていないようでした。

スコットランドの伝統的なパゴタ屋根と言われるものですが、これを見るとウイスキー工場へやって来たんだなぁ、と感慨深くなります。

 

そして隣には宮城峡名物?カフェ式連続式蒸留機の設置されている蒸留塔が!

世界でも稼働している蒸留所はほとんどなく、こちらの設備は今は亡き神戸の朝日酒造・西宮工場から移転されてきたものです。

こちらの蒸留棟は見学は不可だとか。これまた残念です。

有名なところでは「カフェグレーン」や「カフェモルト」などが生産され販売されております。

 

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写真奥に聳えるのが鎌倉山。

いい味をだしています。

自然の地形や森林を大事にしているため、蒸留所内でも起伏があったりと飽きることなく景観を楽しめるでしょう。

 

そのまま右手にある単式用の蒸留棟へと入ります

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ポットスチルは8基。余市と同じ石炭直火蒸留ではなく、スチームによる間接蒸留です。

それ以外にも形やラインアームのむきも対照的です。

実際目の当たりにすると自分の覚えていた知識で答え合わせができることがうれしく思います。

 

そして何よりニッカウヰスキーと言えばこれでしょう

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ポットスチルにしめ縄。

世界広しといえど日本人にしかありえない発想だと思います。

「美味しいウイスキーは自然が育てる」そんな故・竹鶴正孝氏の想いが表れているように感じてしまいます。

 

蒸留棟を後にして今度は待合所の方角へ戻っていきます。

貯蔵庫へむかう道すがら

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こちらにも初代ポットスチルが!!

ずんぐりむっくりな感じでずいぶんと可愛らしいです。

確認して見たところ宮城峡ではなく余市の初代スチルだったそうです。

言われてみればアームも形状も違いますね。

うっかりでした。

 

さて、お次は貯蔵庫です。

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赤レンガが映えるこのウェアハウス。まるで映画に出てきそうなオーラがありました。

しかもこの貯蔵庫ですが全部で26棟!!それもこの施設をとりまくように配置されていました。

圧巻です。

 

中に入るとレンガ造りのおかげか厳かな雰囲気でした。

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そしていつものお勉強タイムです。

樽の種類から熟成の変化。

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仙台工場竣工当時の樽や組み立ての仕方なんかを教えていただきます。

ちょっと変わっていておもしろいなっと思ったのが、樽内部に鼻を突っ込んで香りをテイスティングするというものでした。

 

熟成されている樽を確認してまわっていたら、いつの間にやら皆さんゲストホールへとむかわれた後。

あわててゲストホールへ到着するとニッカの新製品の紹介VTRを見ているところでした。

ビデオが終わるといよいよ試飲タイムです。

試飲会場が隣接しており、お土産コーナー、有料試飲とつながっています。

ところどころに製樽に使用する道具、竹鶴アンバサダーの方の店舗情報などが記載されていました。

ちらりと知っている名前もあってびっくりしたのを覚えています。

 

そしてこちら

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最後にスタッフの方と話していたとき、二人ともどうしてもこのニッカウヰスキーのエンブレム兜の武将の名前を思い出せなかったんですが、たまたま通りがかった後輩があっさりと答えてしまって、まだまだしっかり覚えてないことだらけだな……と、反省しました。

 

あとはお目当ての蒸留所限定の宮城峡や伊達などを購入して帰路につくだけです。

仙台へと戻る途中、あいかわらず長いバスと電車の待ち時間に、おもわず帰り道用のアルコールを購入しておけばよかった!と、後悔してしましました。

宮城峡蒸留所へ電車でいかれる際はぜひ時刻と軽食などの確保をお忘れずに……。

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