サルー!

メキシコで乾杯の合図は「サルー!」と言います。陽気なテキーラのイメージらしく明るく元気よく乾杯するのが基本です。

そんな乾杯の言葉もわかったところで今回はテキーラの飲み方についての話になります。

塩とライムで味わうのような本場メキシコ流の飲み方からちょっと気取った一気飲みのやり方など、テキーラの飲み方について解説していこうと思います。

ただし今回は基本編ということなので、プレミアム・テキーラなどをゆっくりと味わう方法については別の記事を参考にしてください。

それではまずは代表的なテキーラの飲み方についてです。

 

 

本場流の塩とライムでテキーラを飲む

まずはテキーラと言えば塩とライム。この組み合わせが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?

塩とライムやレモンなどの柑橘系と一緒にテキーラをグッとひと口。

メキシコでも伝統的な飲み方にあたること組み合わせは、典型的なテキーラを飲むときのイメージでしょう。これが意外なことに、正しい飲み方を尋ねられることが一番多い飲み方でもあります。

はっきり言うと決まった飲み方の手順というものは存在しませんが、それでも不安になるのが人情です。そこで代表的なやり方を順を追って説明していきましょう。

 

テキーラの飲み方~塩とライム~

①まずカバジートと呼ばれる細長いグラスにテキーラを注いでおきます。

②左手の親指と人差し指の間に塩を盛ります。

③そこから親指と人差し指を使いライムを掴みます。

④右手にテキーラを持ったら塩をひと舐め。そしてテキーラをグッと口に入れます。

⑤口の中にテキーラが残った状態でライムを齧り、テキーラを飲みこんだら終了です。

実際にはこの動作を複数回繰り返しながらテキーラを味わいます。一気飲みをされる方が多いですが、気にせずにちびちびとやりましょう。

今回用意したのはマルガリータソルトとライム、そしてテキーラです。

マルガリータソルトは名前の通りマルガリータというカクテルに使用される専用の塩になります。味わいがマイルドでミネラル分も多く含み、塩の結晶が大きいのが特徴です。バーではこのマルガリータソルトを使っているお店が沢山あります。

そしてライム。これは1/6や1/8のくし切りにカットして上下と中心にある白い部分を取り除いておきます。好みによってはライムではなくレモンにしてしまっても問題ありません。

最後に主役のテキーラです。できれば高級で味わい深いプレミアム・テキーラよりも安価なミクスト・テキーラをオススメしますが、別にプレミアム・テキーラを使用してもかまいません。またテキーラは冷やしても冷やさなくてもどちらでも大丈夫です。

 

この飲み方は本場メキシコの中でも伝統的な飲み方の一つですが、近年のプレミアム・テキーラ・ブームもあり、高品質なテキーラが数多く出回るようになったことでテイスティンググラスなどでゆっくりと味わうことが多くなってきました。賛否両論はありますが、覚えておいて損はない飲み方です。

日本酒で言うところのマスの縁に塩を乗せて甘味を際立たせるような伝統的な飲み方と言ったところでしょうか。

 

テキーラのお供のサングリータ

テキーラのお供に添えられるのは何も塩とライムだけではありません。このサングリータという飲み物はテキーラの言わばチェイサーとしての役割をもち、ノンアルコールのカクテルのようなものになっています。

現代のメキシコでは塩とライムといった伝統的な飲み方よりも、このサングリータと一緒にテキーラを味わうほうが一般的です。

作り方も簡単で、各個人やバーによって様々なレシピがありますので一概には言えませんが、簡単なレシピを紹介しておきます。

 

サングリータのレシピ

①空のカバジートにトマトジュースを2/3ほど注ぐ。

②残り1/3にオレンジジュースを入れてライムジュースを1tspほど入れる。

③かき混ぜたら好みでタバスコや塩、コショウ、ウスターソースなどで味を整える。

④同じくカバジートに注がれたテキーラをひと口すすり、サングリータを飲む。

サングリータはテキーラのチェイサーと言われるだけあって口の中をさっぱりとリフレッシュさせてくれます。少量でもその効果は抜群で、様々なテキーラを試飲する際にも口内のリセットにとても役に立ちます。

分量もこれと言って決まっているわけではないのでトマトジュースとオレンジジュースが半々の割り合いでもよく、またオレンジジュースを使わずにグレープフルーツジュースを使用する方もいます。辛いのが苦手であればタバスコを除くとこもでき、辛いのがお好きな方にはさらに辛いソースやスパイスを投入したり自由にアレンジできるのがサングリータの愉しいところです。

 

ビールとテキーラの組み合わせ

ここからはちょっと変わった飲み方を紹介、テキーラのお供にサングリータではなくビール。できればメキシコのコロナビール辺りだと嬉しいですね。

そんなちょっとお酒に強い人向けのテキーラにビールというチェイサーの組み合わせですが、この二つの飲み物を一緒くたにしてしまう飲み方があります。テキーラをビールで割ってしまうというなんともチャレンジャーな飲み方ですが、きちんとサブマリノというカクテルとしての名前があります。これはバーボンとビールの組み合わせであるボイラーメーカーの派生形になります。

 

サブマリノのレシピ

①ビールグラスにビールを7~8分目まで泡を立てないように注ぐ。

②続いてショットグラスに好みのテキーラを注ぎいれる。

③ショットグラスを傾けないようにビールグラスの上まで持っていき、タイミングを見てひと思いにショットグラスごとをビールグラスの中に放り込む。

④ショットグラスが入ったことによって泡が吹きだすので、泡がこぼれることがなく、泡とビールがキレイな割り合いで落ち着いたら完成。

サブマリノは見ている側も楽しくとても盛り上がるテキーラの飲み方です。初めてですとビールを注ぐ割り合いやショットグラスを入れるタイミングに戸惑いますが、それもまたゲームの一環として楽しめます。

ビールとテキーラという組み合わせのカクテルなので、アルコール度数が強く量も多いので注文したときはゆっくりと味わいましょう。

 

 

盛り上がったときの一気飲みショットガン

最後に紹介するのはテキーラを一気飲みする方法です。

このショットガンと呼ばれる飲み方はカクテルの一つでもあり、その威勢のよい飲みっぷりからクラブなどで人気ある飲み方です。

ショットグラスに注いだテキーラをテーブルの上に力強く叩きつける!このような豪快な一気飲みのイメージはこのショットガンというカクテルから生まれてきたものでしょう。

実際にはいくらショットグラスで机を叩くといっても、やり過ぎてはグラスが割れてしまったり、他の方の迷惑になるので場所と状況をわきまえて行いましょう。

 

ショットガンのやり方

①テキーラをボトルごと冷凍庫で冷やしておきます。

②よく冷えたテキーラをカバジートに注ぎ、ソーダで半分に割ります。

③カバジートの口を覆うように持ち、グラスの底をテーブルに叩きつけます。

④手を放すと内部のテキーラが溢れ出すので、それがこぼれない内に一気に飲み干してしまいます。

テキーラが炭酸の泡と混じることによって飲み易くはなりますが、代わりに泡が噴出してくるので一気飲みを強要されます。豪快な飲み方に周囲も盛り上がりますが、オーセンティックなバーなどでは逆に嫌われることもあります。まわりに迷惑をかけないということが最低条件なのでグラスを破損したり、一気飲みで酔いつぶれたりしないように気を付けましょう。

ちなみにソーダをトニックに変更するとTNTというカクテルになります。飲み方はショットガンと同じく一気飲みで、ロングカクテルであるテキーラ&トニックのテコニックとはまったく別のカクテルです。

 

 

まとめ

伝統的な飲み方からテキーラに合わせたいチェイサーについて、そしてちょっとやんちゃなカクテルといったようにテキーラの飲み方はさまざまなものがあります。

個人的にはどの飲み方も好きですし、100%アガベのテキーラをゆっくりと味わいたい時もあればショットガンのようにカッ一気にあおりたくなる時もあります。テキーラを味わうにはその場の雰囲気も大切ですし、一緒に愉しむメンバーも重要です。

大事なことはテキーラを愉しむことですが、一人の大人として空気を読みながら迷惑にならないようTPOをわきまえて愉しくテキーラを飲みましょう。

それでは良いテキーラを!

サルー!!

テキーラについて | 流しのバーテンダー

その他のテキーラに関する記事について

プレミアム・テキーラの飲み方~テイスティング方法について~

いきなりですが、はっきり言うとプレミアム・テキーラの飲み方についてワインやウイスキーのようにこうしなければいけ・・・

コメントなし

テキーラの専門用語一覧

★あ行 ・アウトクラベ テキーラの原材料であるアガベを蒸すためにつかわれる蒸気圧力釜。 ・アガベ 日本語でリュ・・・

コメントなし

テキーラボールの食べ方や飲み方。そして作り方について

歌舞伎町にあるキャバクラを中心に流行したテキーラボール。テキーラボールとは、テキーラの入ったカラフルなゼリーの・・・

コメントなし

テキーラとは?

テキーラとはメキシコを代表する蒸留酒の一つです。 メキシコと言えばテキーラというイメージが先行してしまいますが・・・

コメントなし

テキーラでダイエット?カロリーや効能の真偽について

セレブたちを中心としたアメリカのプレミアム・テキーラのブームはとどまるところを知らず、ハリウッドスター自らテキ・・・

コメントなし