テキーラ特有の熟成表記といえばレポサドです。

アルコールの強いお酒というイメージをもたれやすい無色透明のブランコやアメリカを始めとしたセレブの印象が強いアネホ。

この二つに比べると若干印象が弱くなってしまうレポサドのテキーラですが、ブランコやアネホにはない別の魅力をかねそなえています。今回はそんなレポサドの話とおすすめの銘柄についての紹介になります。

 

 

レポサドとゴールドの違い

無色透明なブランコ。そこから樽で寝かせることによりレポサド、アネホと熟成によって香りや味わいだけでなく見た目にも変化を遂げていくテキーラ。

熟成されることによってこのような表記な違いがある、ということをご存じの方は多いですが、例えばサウザのゴールドとクエルボでも1800のようなレポサドと明記してあるものとの違いを答えられる方は多くありません。

レポサドとゴールド。

似ているようで異なるテキーラですが果たしてどこが違うのでしょうか?

まずは簡単にテキーラの熟成による変化についてのおさらいです。

種類熟成期間色あい
ブランコなし、あるいは60日以内無色透明
レポサド60日以上1年未満琥珀色
アネホ1年以上3年未満赤みがかった琥珀色
エクストラ・アネホ3年以上赤銅色

今回のメインテーマとして挙がっているレポサドは60日以上1年未満オーク樽によって熟成されたテキーラのことを表します。

このレポサドですが色あいだけを見てみれば琥珀色です。こうなればゴールドと呼ばれても問題ないんじゃないか?と思われますが、実はプレミアム・テキーラなどの表記を確認するとゴールドという記載はみつかりません。どちらかというと100%ブルー・アガベではない安価なミクスト・テキーラにおいて表記されていることがほとんどです。

写真はサウザのゴールドですが、よく見るとレポサドではなくゴールドと記載されています。

レポサドは先ほどの一覧表で確認した通り、明確な規定があることがわかります。それではゴールドのほうはどうでしょうか?

実のところゴールドという表記にははっきりとした規格はありません。しかし、レポサドと表記されていないテキーラにはゴールド記載されていることがあります。これはブランコ(シルバー)にカラメル色素を添加して着色されたものやブランコにレポサドやアネホをブレンドしたテキーラにおいて表示されている場合が多いのが特徴です。

さらに、このゴールドという表記にも銘柄によって様々な種類があり、スペイン語でゴールドを表すオロ若いという意味を持ったホーベン、またはヤングと記載されることもあります。ちなみにレポサドという意味は仮眠という言葉を表しています。

このようにテキーラの規定として熟成されたレポサドと慣習的な分類であるゴールド、という風に二つをわけることができるのです。

 

 

レポサド・テキーラの飲み方

レポサドのテキーラは、ブランコのようなシャープなキレ味やブルー・アガベ特有の風味、そして、しっかりと熟成されたアネホのバニラやカラメルのような樽香や円熟味、この二つ種類のテキーラの特徴を兼ねそなえているのが特徴になります。

この二つの特徴を持つレポサドは飲み方も同じように自由なものがあり、しっかりと冷やしてからストレートでグッと愉しみたいブランコや香り高く大き目のグラスでゆっくりと味わいたいアネホのようにどのような飲み方にも合います。その中でもレポサドの飲み方のおすすめはほどよく冷やしたストレート、あるいは常温のテキーラに氷を入れたロックです。

特にブルー・アガベを100%使用したプレミアム・テキーラはストレートグラスでじっくりと味わうのもいいですが、大き目の氷を入れたロックグラスで少しずつ冷やしながら味わうと、時間の経過による変化も愉しめておすすめです。

反対にミクスト・テキーラの場合は、冷凍庫などでよく冷やし、塩やライムと一緒に飲むなどというメキシコの伝統的な飲み方も味があってよろしいかと思います。

これらの飲み方にほどよく慣れてきたら、炭酸などで割ってテキーラ・ハイボールにするのも香りがたっておすすめです。

 

 

おすすめのレポサド・テキーラの銘柄

クエルボ・トラディショナル・レポサド

テキーラ業界でもっとも古いホセ・クエルボ社が作り出すメキシコのスタンダード・ボトル。このクエルボ・トラディショナルは創業当時と同様の製法によって作られています。

ブルー・アガベを100%使用し、4ヶ月以上の熟成。飲み口もマイルドで非常にバランスのよいテキーラなります。カクテルベースとしても秀逸でどのような飲み方にでも対応できるのが魅力。

☑アルコール度数:38%

☑産地:バジェス地方

 

クエルボ1800 レポサド

同じくホセ・クエルボ社の生産するプレミアムテキーラ1800。1800とは初めてテキーラが樽熟成された年を由来にしています。読み方はミル・オチョ・シエントス。

フレンチオークとアメリカンオークで6ヶ月熟成されており、プレミアムテキーラの中でも控えめな価格と優しい飲み口が特徴。

☑アルコール度数:40%

☑産地:バジェス地方

 

カー レポサド

黄色いガイコツが目印のカー・レポサド。

数あるテキーラの中でもアルコール度数が高く55%あります。フレンチオークで10ヶ月間熟成された味わいはアルコール同様インパクトが強い仕上がりです。

☑アルコール度数:55%

☑産地:バジェス地方

 

カサドレス レポサド

テキーラ初心者におすすめしたいバランスのとれた飲み易さを持ったレポサドのテキーラ。カサドレスはメキシコで人気の高い三つのブランドの内一つになります。

アメリカンオークの新樽で熟成され

☑アルコール度数:40%

☑産地:ロスアルトス地方

 

カサ・ノブレ レポサド

ブルーの手拭き瓶に包まれたオーガニックのプレミアムテキーラ。

蒸留回数は三回で、フレンチオークで364日間熟成されています。この一年から1日だけ引いた熟成の日付は、アネホの規定を満たさないようレポサドとして限界まで熟成させているからです。

☑アルコール度数:40%

☑産地:バジェス地方

 

901 レポサド

ステージドリンクにもテキーラを愛飲しているというジャスティン・ティンバーレイクがプロデュースしたプレミアムテキーラ。名前の901とは、彼の故郷であるテネシー州のメンフィスの市外局番と9:01という夜の始まりの時間をかけているそうです。

このように901は名前、味、ボトルデザインに至るまでジャスティン・ティンバーレイクによって企画されて造られています。レポサドはアメリカンオークで8ヶ月熟成。

☑アルコール度数:

☑産地:ロスアルトス地方

 

ミラグロ セレクトバレルリザーブ レポサド

ボトルの中にアガベのガラス細工が入っている美しいボトルのミラグロ。テキーラの蒸留所としては比較的新しいところになります。

セレクト・バレル・リザーヴは、三回蒸留されており、フレンチオーク樽で10ヶ月の間熟成。この原酒の中から特別に選びだされた樽のみを使用したスモールバッチです。

☑アルコール度数:40%

☑産地:ロスアルトス地方

 

ハッサンズ

レポサドのみ生産されているハッサンズ・アガヴェ。

100%アガベのテキーラになりますが、ボトリングはアメリカで行われているため基準を満たすことができずラベルに100%アガベの表記がされていません。

☑アルコール度数:40%

☑産地:バジェス地方

 

 

まとめ

ブランコやアネホと言った目立つテキーラと比べると一足目立たない印象があるレポサドですが、この二つのテキーラの中間に位置しているだけあってよい部分を引き継いでいます。

また、同一銘柄のテキーラを用意してブランコ、レポサド、アネホと飲み比べしてみると変化がわかりやすくておすすめですよ。

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