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沖縄と行ったら泡盛は欠かせませんよね。

しかし、時間に限りのある沖縄旅行。観光の間に泡盛の蒸留所を見学しようと思ってもなかなか時間がとれません。

そこで今回行ってきたのは予約もなしで見学できて、しかも首里城のすぐ近くにある瑞泉酒造です。

これは行ってみるしかありません。

せっかくのチャンスです。ふらりと泡盛工場見学をしてみちゃいましょう。

 

瑞泉酒造

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1887年創業の歴史ある瑞泉酒造。その名前の由来は首里城の第二門へと登っていく階段にある泉の名前から名づけられたそうです。

こちらのタイルパネルはゆいレール首里駅で見つけたものです。

もちろん首里城からもほど近く、徒歩で10分ほど歩いた住宅街の中に瑞泉酒造はありました。

蔦で覆われた泡盛蒸留所はとても雰囲気があります。

 

さっそく中で見学が可能が確認してきました。

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受付ではスムーズに了解していただき、見学は無料でツアー制です。

この後に団体さんの予約が入っているそうなので、しばらく二階で待つことに。

まわりには様々な表彰状や泡盛に関連したグッズが展示されています。

こちらの部屋で映像を見てからスタッフの方に案内していただく予定です。

 

部屋の中にはカラカラや実際に貯蔵に使われる甕や樽が展示されていました。

この間におもしろいものを発見します。

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麹ですね。

日本酒でよく使われるのは右端にある黄こうじです。

焼酎では白こうじが主に使用されていますが、始めは日本酒と同じく黄こうじ。そこから泡盛の技法を取り入れて黒こうじが使われるようになりました。

黒こうじは温暖な気候に強く、雑菌の増殖を防ぐクエン酸が大量に製造されるので、焼酎の酒質安定のためにはこちらの方が使い勝手がよかったようです。もともとはタイの蒸留酒ラオロンからもたらされたものになります。

この黒こうじから突然変異した白こうじを分離したものが、現在の焼酎造りには使用されています。

泡盛で使われる黒こうじで造られたお酒は、香りも味わいも複雑で奥深いものが出来上がるそうです。

こうして並べて確認してみると違いが一目瞭然ですね。

 

そうこうしているうちに団体の方々が到着しました。

まずは瑞泉酒造について歴史の勉強から始まります。

やはり沖縄だけあって戦争の話は避けては通れません。首里城自体も帝国陸軍の地下壕が掘られていたようで、このあたり一帯が焼け野原になってしまったようです。

戦後復帰するには相当な努力があったと思います。

近年になって沖縄の地上戦にて壊滅させられた黒こうじ菌が発見されたそうで、こちらを利用して戦前の味を再現された泡盛も製品化できたようです。

そちらは御酒(うさき)と呼ばれているものになります。

 

ビデオの視聴が終わるとスタッフの方によるパネルでの解説。

そして二階のこの部屋のまわりには泡盛の蒸留設備が備えつけられていました。

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まずは泡盛の原材料となるインディカ米の浸漬と蒸米。

タイから輸入したインディカ米を使用しているのは、硬質米のほうがさらさらしているので米麹にするときに作業がしやすいのと、アルコール発酵の際に管理がしやすいからだそうです。

もちろん、泡盛は古くからタイ米を使用して造られてきたので、特有の風味を出すためにも適しているということも理由にあがります。

 

蒸し上がったタイ米は先ほどの黒こうじ菌を添加されて製麹されていきます。

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そして米麹に酵母と水を加えたらいよいよ発酵です。

ここから約2週間ほど発酵させていきますが、夏と冬でも発酵期間はことなります。

 

階段を下っていき、次に見学できるのが蒸留でした。

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普段ウイスキーにばかり接していると驚きますが、立派な単式蒸留器になります。

スタッフの方の話ですと泡盛造りはウイスキーに通じるところがあるそうです。

そういえばタイで造られている米焼酎もメコンウイスキーと呼ばれていますね。

このあたりは勉強不足なのではっきりとお答えできずに申し訳ありません。

 

最後は甕による熟成です。

受付にある試飲会場からガラス越しに見学できます。

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綺麗に並べられた甕を見ているとまさに泡盛といった感じがしてきます。

泡盛の製造工程でもっとも特徴的なのはこの熟成工程ではないでしょうか。

ウイスキーやブランデーの場合は、樽からの影響を受けて熟成させられる要素が非常に大きいです。

しかし、泡盛の場合になると通常は甕で熟成させられます。3年ほど経過した泡盛は古酒(クースー)と呼ばれて色あいもゴールドに近くなっていきます。

これは泡盛自体が持っている成分に由来した熟成なんだそうです。

泡盛内部に含まれている成分が豊富であればあるだけ、質の高い古酒が生まれてくるという話でした。

そういえば泡盛は甕や瓶詰めなどで製品化された後でも熟成するって言いますしね。一度検証してみなければなりません。

 

そんなこんなの話を合わせながら試飲が進みます。

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こちらの写真に写っている9酒類も試飲させてもらうことができました。

大盤振る舞いです。よかったのかな。

おつまみには黒糖もついており、これは泡盛に抜群と合いますよね。

 

特におもしろかったのがこの裏ラベルのボトルです。

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瑞泉の三日麹原酒です。

53度の高アルコール泡盛ですが、表示が原料用アルコールと記載されています。

これは泡盛は45度を超えると酒税法上「泡盛」と表示できないからなんだそうです。

もちろん美味しくいただきました。

 

結構な杯数をいただいてしまったので帰るころにはほろ酔いになってしまいました。

ここからゆいレールにのって那覇の中心街まで酔い覚ましと行きましょうかね。

 

首里城からほど近く、観光と泡盛工場見学に最適な瑞泉酒造。

歴史もあって勉強できて、さらに泡盛を試飲できるので満足度が高くてオススメです。

帰ったら泡盛の勉強を始めてみますか。

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