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今回はお酒造りの工場見学とは少し違って「どぶろく祭りの館」の紹介です。

日本の酒造りの原点とも言われているどぶろく。濁り酒やもろみ酒とも言われていますが、漢字では「十二六」と書くこともあるそうです。

資料としては魏志倭人伝に「人と性、酒と楽しむ」といった記述も見受けられることから、稲作とが伝播すると共にお酒を嗜んでいたのではないかと言われています。

一方の古事記には、応神天皇の時代(3~4世紀)に大陸からススコリという酒造りの名人が宮中の酒造りを担当していたと記載されており、ヤマタノオロチの伝承にも酒造りについて言及がありますので、少なくとも3世紀には酒造りが行われており、これがどぶろくだったのではないかと想像されています。

全国各地で行われているどぶろく祭ですが、岐阜県の白川郷も有名な祭です。そこでちょっと足を延ばして白川郷まで「どぶろく祭りの館」を見学して参りました。

 

世界遺産「白川郷」

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岐阜県の合掌造り集落白川郷は富山の五箇山と並んで有名ですよね。

山深い立地にありますので、車で行かれると結構時間がかかりますが、東海北陸自動車道・白川郷ICまでアクセスされれば車ですぐに到着します。

名古屋駅や金沢駅からバスも出ているそうなので、どぶろく祭りへ行かれる方はそちらを利用したほうがよろしいかと思います。思う存分お酒を愉しめますからね。

 

白川郷自体は何度か訪れたことがあるのですが、どぶろく祭りの館は今回が初めてです。

駐車場に車を停めると雨にもかかわらず、すごい人だかりでした。

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写真はすでに橋を渡り終えたことろですが、人込みではぐれてしまいそうです。世界遺産に登録されてからかなり世界的に有名になったのか、外国人観光客がたくさんいました。

 

白川郷には合掌造りの建物をリノベーションしたような店舗が立ち並んでおり、もちろんどぶろくにちなんだ商品も見つけることができます。

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こちらはどぶろく羊羹です。

アルコール入りですが甘さ控えめで食べやすい羊羹になっています。

 

この調子で合掌造りの間を奥へ奥へと進んでいくと白川八幡神社にたどり着きます。

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こちらの境内、左側に見えるのがどぶろく祭りの館です。

毎年10月の14、15日に、どぶろく祭りが行われるのはこの会場になります。

祭礼に神酒としてどぶろくが振る舞われますのでこの境内から外で呑むことはできません。

 

さっそく中に入ってみましょう。

入場料は大人300円、子供100円になります。

中は自由に見学することができ、入場者には赤盃一杯のどぶろくがいただけますが、今日は運転手なのでグッと我慢でした。

 

まずはビデオにて白川郷とどぶろくの歴史を勉強します。

受付で聞いた話ですが、こちらで振る舞われているどぶろくは今もこの神社で造っており、白川の石清水と神様への捧げものなのでお米も神職の方々が天に近い場所で栽培されているそうです。

すごいですね。一体この山々のどのあたりで栽培されているんでしょうか。

 

ビデオが終わると受付を通り中に入っていきます。

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一階にはどぶろく祭りを表した模型などが並んでおり、白川の伝統を確認することができます。

今度はこの目で、どぶろく祭りを見てみたいところです。もちろんお神酒もですが。

 

建物は二階建てでした。通路をぐるりと囲むように模型が配置されており左右に階段が備えつけられています。

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階段から反対側を覗いてみたところです。

帰りはそのまま向こう側の階段から降りることになります。

 

二階には白川八幡神社にちなんだ歴史遺産が展示されていました。

当然どぶろく造りに使用されていた道具もあります。

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徳利にどぶろくを注ぐための柄杓や古い酒類製造免許台帳、棒櫂などが並んでいます。

一度でいいので手づくりしてみたいですね。

酒税法が難関ですけど。

そういえば韓国ではマッコリを使ったカクテルがいろいろなお店にありましたので、それに対抗して日本でもどぶろくカクテルを作ってみたらおもしろそうです。

 

他には獅子舞や白川八幡神社の歴史などのパネルもあって、どぶろくと密接に関わっているとこがわかります。

あっという間に一周してしまいました。

帰り際に入口にてこんなものを発見。

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蛇の皮です。

境内の主・青大将と書いてありました。

これだけ山深いとさらに大きい蛇も存在しているでしょうね。

 

一通り堪能したところで神社でお参りをして白川郷を散策して帰りました。

やっぱりウイスキーやビールも楽しいですが、こういった日本の歴史に密着したお酒造りも奥が深いところがあります。

全国各地、歴史を絡めながら酒造りを体験してみたいですね。

あ、ビールと言えばこういったものも。

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白川郷ビール。

天領酒造さんのどぶろくを探していたらたまたま発見しました。

飛騨地ビール工房「古里古里の国」さんが製造されているみたいです。次は飛騨高山に行ってみたいですね。

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