イギリスを中心として一大ブームとなったクラフトジン。これまでにあったジンの大手蒸留メーカーが手掛けるものとは異なった個性的な造りが魅力です。

そのクラフトジンの波がいよいよ日本にも上陸したことにより、大小さまざまなメーカーが日本を代表するのジンとして国産の材料を基本に生産を開始しています。

これまでのジンの飲み方と言えば、ジントニックやマティーニなどのカクテルが中心でしたが、クラフトジンのブーム到来により、ストレートやオンザロックというジンそのものを味わうといった飲み方が普及してきています。冷凍庫でキンキンに冷やしたジンをストレートで飲み干すというのも夏場には欠かせませんでしたが、これらの新しいスタイルのクラフトジンはウイスキーやブランデーのように常温にて香りや素材の味わいを楽しむといった飲み方が基本になります。他にもバーでは、このクラフトジンを使用することによってジントニックのようなスタンダードカクテルを飲み比べして楽しむといった新しいジンの愛好家まで出現してきているのが面白いところです。

ジャパニーズ・クラフトジンと呼ばれるものの特徴は、従来の大量生産による手法ではなく、生産方法を細部までこだわることによって実現する、原料由来の繊細な風味を全面に出した蒸留方法やボタニカルとして国産の原料、特に日本を象徴するようなお茶や山椒のようなハーブやスパイス類、柚子やかぼすのような和の柑橘系を含んでいるという違いがあります。

日本を代表するボタニカルが生み出す新しい風味に、職人の技術による確かな製法が組み合わさったた、まさにジャパニーズ・クラフトジンと呼ばれるにふさわしい新時代のジンです。

 

 

おすすめのジャパニーズ・クラフトジン

季の美 京都ドライジン

国産初のクラフトジンである季の美(きのび)。まさにロンドンと京都という二つの世界的な都市が融合されたかのような味わいには、イギリスの日本の伝統が息づいています。

ベースとなるスピリッツには米が使用されており、ジンに欠かせないジュニパーベリーの他には玉露や山椒に木の芽。赤紫蘇に柚子やヒノキ、笹などの合計11種類に渡る京都を中心としたボタニカルが使用されています。このボタニカルをさらに6種類のグループに分け、丁寧に蒸留されることによって厳選された京都のクラフトジンが完成します。

初めてジャパニーズ・クラフトジンに挑戦される方には是非とも味わって欲しいのがこの季の美です。

ネイビーストレングスとはイギリス海軍で親しまれていた高アルコール度数による、通常よりもボタニカルの味わいが惹きだされた力強いジンです。こちらは2017年のインターナショナル・バー・ショー向けに作られた限定品。

京都は宇治市にある老舗の堀井七茗園とのコラボレーションによって生み出された、名前の通り日本のお茶の風味豊かなクラフトジンです。このジンのためだけに特別にブレンドされた玉露と碾茶(てんちゃ)による深みのある味わいが特徴になります。

 

カフェジン

ニッカウヰスキーの特徴でもあるカフェ式蒸留機によって造られたこだわりのクラフトジン。

ウイスキーのように大麦麦芽やとうもろこしを原料としており、カフェ式蒸留機による旨味豊かなベーススピリッツが生み出されています。そこに柚子や甘夏、かぼすなどの日本の柑橘類とニッカと象徴するリンゴ。他にも国産の山椒やハッカなども使用されたニッカならではの和の味わいです。

同じくカフェ式蒸留機によって造られたカフェウォッカも販売されています。

 

ROKU 【六】

続いては大手洋酒メーカーのサントリーが造るジャパニーズ・クラフトジンです。

「六」という名前の由来は桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子という6種類の伝統的な日本のボタニカルからとられています。この6種類のボタニカルはいずれも旬の時期に収穫され、各々の素材に合わせた蒸留方法によって生産。そこにコリアンダーシードやカルダモン、アンジェリカルートなどの8種類の伝統的なジンのボタニカルも配合されており、大手メーカーならではのクラフトジン製法が特徴と言えます。

 

和美人

こちらは鹿児島の芋焼酎やマルスウイスキーで有名な本坊酒造によるクラフトジンです。

本坊酒造は鹿児島を代表する焼酎メーカーということもあり、ベースとなるスピリッツには麹仕込みの本格焼酎が使用されています。ボタニカルとしては蒸留所のある津貫で収穫された金柑やニッケイの葉に鹿児島県各地で収穫される辺塚橙や月桃、紫蘇に緑茶など9種類のボタニカルとジュニパーベリーの合計10種類によって構成されています。

ここに鹿児島県の伝統的な陶器製の薩摩ボタンを描いたラベルも組み合わさり、まさに鹿児島の風土愛を体現したかのようなジャパニーズ・クラフトジンです。

 

岡山

日本酒を中心に独歩や倉敷麦酒などの地ビールを手掛ける岡山県にある宮下酒造が造り出すクラフトジン。岡山蒸留所再稼働によって新しく生み出されました。

自社製の米焼酎をベースに十数種類のボタニカルが銅製のポットスチルにより蒸留されており、焼酎を貯蔵した後の樫樽に詰められているのが特徴です。

 

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